小説『マスカレード・ナイト』

本家

東野圭吾のマスカレードシリーズ最終作?

かどうかは知らないけど、大きな区切りはついていると思われる終わり方だった。

相変わらず読んだはずの2作品の内容が思い出せないまま読み進めたが、ホテルが舞台なこととその従業員と刑事が絡み合う話だった事はなんとなく覚えていて、帰国子女だった事なんかは全く覚えておらず、それがホテルマンに扮する為の選定理由になっていそうな事なんかも全く覚えていない。

でも、初めて読んだとしても抵抗なく読めるだろうし読み始めればその世界にすぐに入り込める事は間違いなく、でも色んな登場人物が色んな含みを持たせた状態でストーリーは進行、最後にはこれもあれも全部拾うのか、そこもそうつながっていたのか、と思わずにはおれない、東野圭吾らしい緻密な作品。

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小説『マスカレード・ナイト』

小説『容疑者Xの献身』

Wiki

映画をみて原作を読んでいたつもりで本棚を見てないことに気付き、改めて読んでみた。

映画の堤真一と松雪泰子がチラつくというより全てのキャラクターがそれぞれの台詞を言っているかのような感覚で読み進めたのは良かったのかどうなのか。そのような読み方でも映画は良く描かれていた、と感じた。東野圭吾作品は、緻密さが論理や技術的な部分だけでなく、登場人物のちょっとした仕草も繊細に描かれていて、それが過ぎると気になるものだと思うのだけれど、丁度いいところに丁度いい具合に散りばめられている、そんなところが魅力なのだと感じた。ラスト、凄まじいシーンが映画でもすごく良く描かれていて、小説を読むとまたそのシーンが頭の中で繰り返された。

小説『容疑者Xの献身』

小説『素敵な日本人』

本家

東野圭吾の短編集を本屋で見かけて購入。

 読み終えてもタイトルの意味がイマイチ分からないのだけれど、それぞれの作品は面白く、著者らしいものばかりであった。

 中でも最後の作品は、代々受け継がれている水晶の数珠は魔法のような力を持っているわけではなく、それを礎に振る舞う事で成功してきたのだ、と言うような話なのかと思っていたら、最後にやはり実際使ったのだ、しかも素敵な使い方をしたのだ、と言う部分に、爽やかなと言うか得も言われぬ感動を覚えた。東野圭吾と言う人の描き方を知っていればそれとなく描かれている部分は全て結末につながることくらい、意識して読まなきゃ駄目なのになぜそんな事もできないのかと自分に嫌気が。でもその分楽しめる、と言うこともあるにはあるのだけれど。

小説『素敵な日本人』

小説『ラプラスの魔女』

本家
 映画化されると言うニュースを見て、あれ?新刊?と思ったら、帰国前の2015年に出てたらしい。

 ラプラスと言うとポケモン?と思う程には腐っている頭でも覚えていた数学者の名前のタイトルが、その人物が唱えた説のことらしい。

 内容としては、東野圭吾作品を愛する自分にとって、これもまた凄いの一言に尽きる作品ではあるのだが、オビにあった“小説の常識をくつがえして”と言う言葉が何をさすのか、がピンとこなかった。いつものように情景が浮かぶ繊細な描写、登場人物一人一人の機微に溢れる心理表現、想像力を掻き立てられる外見の説明も読みごごちが良い。それにしてもこの作品を探していると周りに読んでいない東野圭吾作品が溢れていて、いっそまとめ買いしようかと思いつつ、そんな中でも新作の話も聞こえてきたりして、楽しみではあるものの、いつになったら追いつくのやら、と思ってしまう。インド時代にまとめ買いして持ってっとけば良かったよ。

小説『ラプラスの魔女』

小説『恋のゴンドラ』

リリースノート
東野圭吾のゲレンデ?シリーズ。

雪煙チェイスがすぐに出る、と言う事で慌てて読み始めたもののGOT6やらドラマやらPodcastやらYouTubeやらと中々読み進めず、で気付いたら雪煙チェイスが出ていたので意を決して一気に。と言っても読み始めると凄く読みやすく書かれていて、そうする事で少しでも読者層を広げたいのかな、と言う作者の意図を感じた。筆者の雪山いやウインタースポーツ愛?を語る記事を斜め読みした上での想像だが。

本編については、単独の作品としても読めるように描かれてはいるものの間違いなくゲレンデシリーズと続いていて、オーこの登場人物あの人か!的な楽しみもあると言う。頭の二三編を読んで小品集?と勘違いしたのは、俺の、他の作品を読んでいる割に読み込みが足りていない証か。なんせ今作品でも冒頭のシーンが最後になってきいてくるところなんて、あれそう言えば、、、となって読み返したりしてしまっていたから。

正直、若い人の描写はそれが違和感あるのかさえ区別がつかないし、俺視点でみればいい感じで現代感を映し出してはいると感じたので頑張っていると評価すべきか。男女の心理描写がこれまた細かく描かれているのも筆者の特徴が表れていて安心した事も。

雪煙チェイス、すぐに読まないとな!

小説『恋のゴンドラ』

小説『危険なビーナス』

 珍しく、と言うか日本にいるのでもうチョイ追っかけろよ、とは思うものの、第一刷を購入。

 期待通りの面白さであいもかわらず緻密すぎる話の構成、意外な展開、無茶苦茶楽しめた。楓は是非実物をみてみたい。陰山元美も凄く気になる、と言うかそっちにくっついてハッピーエンドかと勝手に思っていたら外れてた。楓が明人の妻では無い事は早々と予想出来たしにおわすどころではない描かれ方もしていたので、最終的に楓と、と言うことは余りに意外性がないものだから。とか言いつつ、楓が警察官だなんて完全に意表を突かれたわけだが。

 一つだけ言いたくなったのは、ドラマっぽいと言うかタイミング良すぎでしょ、と言うシーンが多かったこと。いつもの作品ならもっと自然なと言うか有りそうなタイミングでものごとが進んでいた気がする。一清の絵をみつけてあと一息、のところで助けられてしまうとか。それが小説なのだよ、と言われれば返す言葉も無いけれど。

 でもやはり映像化は間違いないなと踏んだ。もう一度読み返したくなったけど、それは映像化が分かったときにとっておくか。

小説『危険なビーナス』

小説『夜明けの街で』

映画をみて腑に落ちなかったので小説を文庫本で購入してみた。

思いの外忠実に描かれた映画だと言う事に気付かされ、作品にケチをつけるよりむしろお前の鑑賞能力に問題があるだろ、と自分に言って聞かせたくなった。

と言うのも、話の最も重要な部分が映画でもきちんと描かれていた筈なのにそれを見落としたのかなんなのか分からないけど、確かに大切な部分は映画でも観た記憶があり、やはり見方に問題があったのだな、と。と同時にやはりこの緻密さは東野圭吾ならでは、で安心した。

サスペンスだけでなく、こう言った恋愛物?もまた読みたい。

小説『夜明けの街で』