小説『マスカレード・ナイト』

本家

東野圭吾のマスカレードシリーズ最終作?

かどうかは知らないけど、大きな区切りはついていると思われる終わり方だった。

相変わらず読んだはずの2作品の内容が思い出せないまま読み進めたが、ホテルが舞台なこととその従業員と刑事が絡み合う話だった事はなんとなく覚えていて、帰国子女だった事なんかは全く覚えておらず、それがホテルマンに扮する為の選定理由になっていそうな事なんかも全く覚えていない。

でも、初めて読んだとしても抵抗なく読めるだろうし読み始めればその世界にすぐに入り込める事は間違いなく、でも色んな登場人物が色んな含みを持たせた状態でストーリーは進行、最後にはこれもあれも全部拾うのか、そこもそうつながっていたのか、と思わずにはおれない、東野圭吾らしい緻密な作品。

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小説『マスカレード・ナイト』

小説『容疑者Xの献身』

Wiki

映画をみて原作を読んでいたつもりで本棚を見てないことに気付き、改めて読んでみた。

映画の堤真一と松雪泰子がチラつくというより全てのキャラクターがそれぞれの台詞を言っているかのような感覚で読み進めたのは良かったのかどうなのか。そのような読み方でも映画は良く描かれていた、と感じた。東野圭吾作品は、緻密さが論理や技術的な部分だけでなく、登場人物のちょっとした仕草も繊細に描かれていて、それが過ぎると気になるものだと思うのだけれど、丁度いいところに丁度いい具合に散りばめられている、そんなところが魅力なのだと感じた。ラスト、凄まじいシーンが映画でもすごく良く描かれていて、小説を読むとまたそのシーンが頭の中で繰り返された。

小説『容疑者Xの献身』

ドラマ『探偵倶楽部』

本家?

 

東野圭吾キーワードで録画したものをnasneで。

2010/10/22放送、と言う事で時代を感じさせるのは良いとして、松下奈緒のハジけた役柄は彼女の本来的な魅力を引き出していて好感触。

伊藤裕子が既に年齢を感じさせる老け方なのと矢沢心最近みないな、とか宮地真緒もそういやそうだな、とか、ちょっとした感想は持ったものの、何だろう、なぜ雨が降ってる中外を繰り返しウロウロしてその処理が何もされていないとか、原作を読まずとも東野圭吾的にはありえない甘さが、既にフジ落ち目クオリティを感じぜずにはいられなかった。

ドラマ『探偵倶楽部』

小説『素敵な日本人』

本家

東野圭吾の短編集を本屋で見かけて購入。

 読み終えてもタイトルの意味がイマイチ分からないのだけれど、それぞれの作品は面白く、著者らしいものばかりであった。

 中でも最後の作品は、代々受け継がれている水晶の数珠は魔法のような力を持っているわけではなく、それを礎に振る舞う事で成功してきたのだ、と言うような話なのかと思っていたら、最後にやはり実際使ったのだ、しかも素敵な使い方をしたのだ、と言う部分に、爽やかなと言うか得も言われぬ感動を覚えた。東野圭吾と言う人の描き方を知っていればそれとなく描かれている部分は全て結末につながることくらい、意識して読まなきゃ駄目なのになぜそんな事もできないのかと自分に嫌気が。でもその分楽しめる、と言うこともあるにはあるのだけれど。

小説『素敵な日本人』

小説『ラプラスの魔女』

本家
 映画化されると言うニュースを見て、あれ?新刊?と思ったら、帰国前の2015年に出てたらしい。

 ラプラスと言うとポケモン?と思う程には腐っている頭でも覚えていた数学者の名前のタイトルが、その人物が唱えた説のことらしい。

 内容としては、東野圭吾作品を愛する自分にとって、これもまた凄いの一言に尽きる作品ではあるのだが、オビにあった“小説の常識をくつがえして”と言う言葉が何をさすのか、がピンとこなかった。いつものように情景が浮かぶ繊細な描写、登場人物一人一人の機微に溢れる心理表現、想像力を掻き立てられる外見の説明も読みごごちが良い。それにしてもこの作品を探していると周りに読んでいない東野圭吾作品が溢れていて、いっそまとめ買いしようかと思いつつ、そんな中でも新作の話も聞こえてきたりして、楽しみではあるものの、いつになったら追いつくのやら、と思ってしまう。インド時代にまとめ買いして持ってっとけば良かったよ。

小説『ラプラスの魔女』

映画『天空の蜂』

本家

Huluで。
東野圭吾の原作は読んでいて、映像化は難しいだろ、と決めつけていたのだが、放映されるとみたくなるのが人情、でも結局観に行けず、レンタルせねば、と心に留め置くもせず、Huluで見つけてしまったのでこれは!と覚悟を決めて観始めたら、いつもなら寝落ち確実なのに夜中の2時半までノンストップ。

完全に想像を超える出来で、迫力も緊迫感も半端なく、それでいて中心となるのはあくまで人間と人間との感情のぶつかり合いと言う、とても見応えのある作品となっていた。有名な俳優が多く出る中、江口の奥さん役が無名である意味リアルな女優だった事も好感触につながっている。一部独自解釈なのか拡大解釈なのか原作とは違う内容もあったが、ストーリー展開に違和感無くむしろ彩りを添える演出だったように感じた。と、大絶賛ではあるのだが、最後の震災後の話は必要だったのだろうか?

映画『天空の蜂』

小説『雪煙チェイス』

紹介ページ
東野圭吾のゲレンデシリーズ最新作。

今後も根津と千晶のコンビで次々と作品が産み出されるに違いない、そう思わせる最後の締め方に若干ハッピーエンド過ぎるだろ、と言う気持ちもなくはないが、やはり彼の作品は読んでいてとても心地いい。以前の作品を知らずとも十分に楽しめる作品だが、読んでいると先の展開がなんとなく予想できるようなでもそう簡単には終わらせない、なんと言うか練りに練られているストーリーだな、と毎度の事ながら感心する。加えてゲレンデシリーズには、雪山スポーツへの深い愛を感じるところも多く、作者の懐深さを思い知らされている。

それにしても、警察内部のやり取りはそんなことが本当にありそうだし、あったとて小杉のように動ける人は実在しないのだろうと諦めてしまうのは駄目なのだろうか?でもいるとも思えない。

小説『雪煙チェイス』