ドラマ『スイッチ』

ドラマスペシャル『スイッチ』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

PS5を久しぶりに立ち上げるとNetflixが立ち上がっててそのトップにこれがいたのでつい。

阿部サダヲと松たか子と言えば『夢売るふたり』を思い出すが、それとは全く毛色の異なるドラマ。変なところで切れるな、と思ったらテレビドラマそのまんまなのか。

昔付き合っていた検事と弁護士の二人がある事件の中で揉み消されそうになっている事実を暴く物語。ではないか、弁護士は殺人犯が見逃されるのを黙って見ておられず代わりに自分が手を下そうと言う、実に非現実的な、でも弁護士だって人間、と言って仕舞えばそうなのかもしれないが、実は今回が初めてではなく、検察が組織ぐるみで見逃した案件を見逃せずでも弁護士なので真っ向からは何もできないだから天誅を、的な行動に出るところを検察の人が止めて、代わりに、組織の力に負けず立件する事でなんとか事を荒立てずに済んできた、でも検事は出世の道からは外れ、いつまで経ってもヒラ。二人の出会いはお互いが高校生の時のトンネル事故の生存者、たった二人だけの生存者、すなわち双方の両親も事故で失って天涯孤独な状態で始まる。なんかありそうでなさそうででもありそう、と言う点において坂本裕二の匂いを感じざるを得ない。ワンショットのカメラ目線、このドラマでも使われていてとても印象的。とても良かった。

ドラマ『スイッチ』